おおぐち泌尿器クリニック|岐阜県瑞穂市の泌尿器科|診療内容のご案内

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おおぐち泌尿器クリニック
岐阜県瑞穂市別府738番1
TEL:058–329–3088

診療のご案内

泌尿器科は、
排尿障害尿失禁過活動膀胱前立腺肥大症、神経因性膀胱)
尿路感染症(膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎)
泌尿器がん(腎臓がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん)
尿路結石腎結石尿管結石膀胱結石)など多義に渡ります。
多くは年を取るにつれ症状が増悪してくる場合があります。
尿の回数が多い、夜中にトイレに起きる、尿が出にくい、
尿が漏れる、尿をして痛い、尿の我慢がきかない、尿に血が混じるなど
男女問わず排尿に関するお悩みがあれば、
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

⇒排尿のしくみ   ⇒受診の時期   ⇒排尿日誌   ⇒疾患について

排尿のしくみ

まずは排尿のしくみについてお話しします。
人は水分を摂ると体中をめぐり腎臓でろ過をして老廃物や身体に毒になるものを尿として排泄します。腎臓で作られた尿は尿管とよばれる管を通って膀胱に運ばれます。膀胱は運ばれてきた尿を一時的に貯めておく(蓄尿)臓器で、恥骨の裏側あたりに位置し、風船のようにのびちぢみ(伸縮)します。

下部尿路機能障害 メディカルビュー社 より抜粋

こののびちぢみ、つまり膀胱を引き伸ばして尿を貯める働き(蓄尿)とちぢませて尿を排出する働き(排尿)をコントロールしているのは神経です。自律神経(交感神経と副交感神経)と陰部神経とよばれています。正常な排尿とはこの蓄尿と排出(排尿)がスムーズに行なえることです。膀胱に尿が150mlはいでき、その後300〜500ml溜まると我慢できなくなり、脳に指令がいって、脳が排尿しもよいと命令を出します。これを最大尿意といいます。

正常な排尿サイクル

まとめると正常な排尿とは以下のような状態です。

蓄尿期

◆ある程度尿がたまると尿意を生じる
◆尿意を生じてからもある程度我慢できる
◆十分な尿を膀胱にためることができる
◆尿失禁がない

排出期

◆排尿を意図すればいつでも排尿できる
◆排尿に特別な力を要しない(気張る必要はない)
◆排尿中に尿線を中断できる
◆残尿がない

排尿は尿が膀胱につながる尿道を通り外尿道口から排出されます。尿道は男性では約18cmありますが、膀胱の下に前立腺とよばれる臓器が尿道をとりまいており肥大すると前立腺肥大症といい尿が出にくくなります。逆に女性では4cmと短く膀胱の後ろに子宮がありこれらを支えているのが骨盤底筋群です。年を取るとこの骨盤底筋が緩くなり、尿がもれやすくなったり(尿失禁)骨盤臓器が下がってきたり(骨盤臓器脱)する特徴があります。

受診の時期

まず受診の目安はその症状が、本人の日常生活に支障をきたしているかどうかです。支障をきたしていると思う場合や不安だと思う場合は遠慮なく受診してください。
たとえば女性の場合、腹圧性尿失禁があっても生活に差支えなければ、様子を見ても構いません。しかし軽度であっても日常生活に支障がでるようなら女性泌尿器外来を受診したほうがよいでしょう。男性でも頻尿や排尿困難(尿が出にくい)などで困るようであれば受診されたほうがよいでしょう。
また男女問わず現在の症状に不安をお持ちの場合も一度受診をおすすめします。

排尿日誌

自分の症状がどの程度なのか、治療が必要なのか、自分のおしっこの記録をつけることで、いろいろなことがわかってきます。
排尿のたびに、時刻と排尿量、切迫感(我慢できない感じ)、尿もれがあったかどうかを記録することで自分の排尿習慣がわかります。
排尿習慣を把握することは、自分自身の排尿を管理することにもつながっていきます。
できれば1週間、最低でも2〜3日間記録します。
夜(就寝から起床まで)も、尿意で目覚めてトイレに行ったらその時間、排尿量も記録します。目盛りのついたコップを使用します。自分で用意できなければ受診の際にお渡しします。

疾患について

下部尿路機能障害(Lower Urinary Tract Dysfunction;LUTD)

従来は排尿障害という言葉は排尿に関する異常を総称していたにも関わらず、蓄尿障害と排尿障害と両方を表すものとして使われていました。
最近では蓄尿障害と排尿障害を総称するもとして下部尿路機能障害と呼んでいます。
下部尿路機能障害の多くは下部尿路(膀胱と前立腺を含めた尿道)の器質的あるいは機能的障害に起因します。
下部尿路機能障害に伴う症状が下部尿路症状です。

下部尿路機能障害

頻尿

◆成人のトイレの回数は平均1日5〜7回ですが、8回以上が頻尿
◆一回排尿量は200〜400ml、1日尿量は1000〜1500ml
◆夜間に排尿のために1回以上起きなければならないという愁訴を夜間頻尿といいます。

尿意切迫感

◆急に起こる、抑えられないような強い尿意で、我慢することが困難なもの
(予測できない)
◆膀胱に多量の尿(400〜500ml)がためたときの徐々に強くなってきた尿意感覚は最大尿意であり、生理的な膀胱知覚、最大尿意になってもトイレに行くまでは我慢できる

尿失禁

健康成人女性の4人に1人、40〜59歳の女性では約半数の人が尿漏れ(尿失禁)に悩んでいます。また60歳以上の高齢男性の10%の人が同様に悩んでいます。尿が漏れることによって生命に危険が及ぶわけではありませんが、尿が漏れるために、不安で外出や人に会うのがゆううつになり、快適な生活ができなくなるといういわゆる生活の質(QOL)を著しく低下させることがわかっています。

【尿失禁はなぜ起こるのか?】
女性の場合多くは尿道、膀胱などの臓器を支えている骨盤底筋という筋肉が、妊娠、出産、肥満、加齢手術(子宮摘出術など)によって弾力性を失いゆるむために尿が漏れやすくなります。また男性の場合は前立腺肥大症などの下部尿路閉塞の原因になる疾患があると尿意を感じたらトイレに行くまでに我慢できずに漏れてしまったり、男女を問わず脳、脊椎疾患や手術を受けると神経因性膀胱という膀胱がうまく機能せず尿が漏れやすくなります。尿失禁には症状によりいろいろな種類があります。

1)腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)
  くしゃみや咳、重いものを持ち上げたり、力んだときに尿がもれる
2)切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)
  急に我慢できない強い尿意を感じて、トイレに間に合わずもれてしまう
3)溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)
  膀胱の中に尿がたまっているのに排尿できず、
  ちょろちょろとあふれるようにもれる。
  膀胱内に常に尿がたまっている状態なので放置すると
  腎臓の機能を悪くしてしまうので注意が必要です。
4)機能性尿失禁
  膀胱や尿道などの機能は正常であるが、
  身体機能に障害がありトイレに行くことができずもれてしまう

手術によって治る尿失禁もありますが、手術適応外の場合や何らかの理由で手術ができない場合は骨盤底筋を強くする体操や薬を使う治療もあります。

【排尿症状】
◆尿勢低下:以前の状態 他人との比較して勢いがなくなった
◆尿線散乱:排尿中に尿が散乱する
◆尿線途絶:排尿中に1回以上途切れる
◆排尿遷延:排尿開始までに時間がかかる
◆腹圧排尿:排尿の際にきばらないと出ない

【排尿後症状】
◆排尿後尿滴下:排尿直後に不随意に尿が出てくる
  男性は便器から離れた後、女性は立ち上がった後にポタポタともれる
◆残尿感:排尿後尿が残っている感覚

過活動膀胱

過活動膀胱とは2002年に国際尿禁制学会にて次のように提唱された自覚症状だけで定義された症候群です。尿意切迫感を主症状とし、多くは頻尿(昼間・夜間)を伴い、一部は切迫性尿失禁を伴う、自覚症状症候群です。
尿意切迫感とは急に起こる、抑えられないような強い尿意で、我慢することが難しい症状をいいます。これは徐々に膀胱に尿がたまり膀胱に多量の尿(400~500ml)がたまったときの尿意感覚は最大尿意といって、生理的な膀胱知覚であり尿意切迫感とは全く異なるものです。
2002年、国内で初めて過活動膀胱の調査が行われました。その結果、40歳以上の12.4%、これを日本の人口に換算すると810万人が過活動膀胱の患者さんであることが推定できます。しかし、実際に治療を受けていると思われる患者さんは70〜80万人ほどで、過活動膀胱が病気であるということを知らない人が多くいるのが現状です。
治療は薬物療法(坑コリン剤が中心)、行動療法(膀胱訓練)などです。
最近、尿が我慢できなくなったとかトイレに間に合わない、尿の回数が多いなど気になるようでしたら一度御相談ください。

前立腺肥大症

前立腺は男性のみに存在する器官であり、膀胱直下にあって後部尿道をとりまくようにある臓器です。前立腺の役割は、分泌される前立腺液により精子に栄養を与え、精子の活動を盛んにします。通常、前立腺はクルミ大位で20g程度の大きさですが、50歳を過ぎると肥大が始まります。病理学的には70歳以上になると10人に7人以上の人の肥大がみられます。
最も典型的な症状は、排尿しようとしても排尿までに時間がかかり、尿の回数も多くなり、尿線が細くなります。さらに進むと残尿感や尿が全く出なくなる尿閉という状態になります。これらの症状は飲酒、便秘、ある種の薬(抗ヒスタミン薬、精神神経治療薬、抗不整脈薬、抗コリン薬、パーキンソン治療薬など)で悪化することも特徴の1つです。放置すると腎機能が悪化する可能性があるので注意が必要です。

尿路結石症

尿路結石症とは尿の通り道に結石ができる。つまり腎臓、尿管、膀胱に石ができ何らかの症状を呈することを尿路結石症といいます。
尿路(腎臓・尿管・膀胱)結石症は泌尿器科の中でも最も頻度の高い病気の一つであり、しかも再発する可能性が非常に高いもので、若い人から御高齢の方まで幅広くこの病気にかかる可能性があります。一生のうちに一度は尿路結石にかかる頻度は男性では7人に一人、女性では15人に一人と10年前に比べ約60%も増えています。
また最近ではその原因として生活習慣病・メタボリックシンドロームとの関係も指摘されています。結石の成分はカルシウム結石が約80%と最も多く尿酸結石が5%です。症状は背中やわき腹に鈍痛、発作が起こると激痛になります。陣痛と同様な痛みといわれ、男性にとっては人生で最も強い痛みになります。血尿が出たり吐き気や熱発もみられることがあります。
最も簡便な予防法は水分をしっかり摂ることです。尿量が減少すると尿が停滞することになり結石が形成されやすくなります。尿が濃い場合は注意が必要です。アルコールを大量に飲むのは逆効果です。特にビールにはシュウ酸、さらには尿酸のもとになるプリン体が多量に含まれています。アルコールはシュウ酸も含むうえ、飲みすぎると脱水を招きやすく、尿が濃くなってかえって結石ができやすくなります。

AGA(男性型脱毛症)治療※自費診療

AGA (エージーエー)とは

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことで、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。
薄毛・抜け毛は男性ホルモンや遺伝が深く関係しています。
テストステロンという男性ホルモンが、5α還元酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換されることで発生します。DHTがヘアサイクルを乱して髪の毛の成長を止めてしまい、太くて長い髪の毛になる前に抜けてしまうことで、薄毛が目立つようになります。そのほか、喫煙、食生活の乱れ、睡眠不足、過度なストレスなどの生活習慣の乱れも抜け毛を引き起こす原因となることがあります。
AGAは進行性の脱毛症ですので、何もせずに放っておくと、抜け毛はどんどん進んでいきます。
進行を抑えるためには早めのケアが肝心です。
早期に治療を開始した方が、高い効果が得られやすいとされています。

AGA治療薬

プロペシア

プロペシアは、1998年に男性型脱毛症治療薬としてアメリカで発売されたお薬です。2005年に男性型脱毛症用薬として日本でも発売され、現在、世界60ヶ国以上で承認されています。長期間服用し続けることで、増毛効果が高くなることが特徴です。
プロペシアはU型5α-還元酵素を阻害しAGAの原因となるDHT (ジヒドロテストステロン)の産生を阻害することで、抜け毛を減らし、AGAの進行を抑える効果があります。

フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック医薬品)

日本で初めて厚労省に認められたAGA(男性型脱毛症)のプロペシアのジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品は先発医薬品に比べ、安価に処方できるメリットがあり、今までプロペシアが高額で継続的な処方を諦めていた方にも優しいお薬となっております。効果は基本的に同等です。

ザガーロ

ザガーロとは、グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:イギリス)から2016年に発売された新しいAGA治療薬です。有効成分としてデュタステリドを含有しており、テストステロンという男性ホルモンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5α還元酵素の働きを阻害することで、AGAの進行を抑制します。
デュタステリドはフィナステリドの作用しないT型5-α還元酵素をも阻害するうえ、U型5-α還元酵素もフィナステリドの約3倍阻害するためフィナステリドよりもDHTをフィナステリドより強力に抑制します。
ザガーロ(デュタステリド)は、プロペシア(フィナステリド)よりもジヒドロテストステロン(DHT)を抑える効果が高いとされていますので、プロペシアを服用しているが効果が実感できない方などにおすすめです。
AGAには「M字型(サイドの生え際から進行するタイプ)」「O字型(頭頂部から進行するタイプ)」「U字型(生え際が後退して頭頂部に広がっていくタイプ)」などの種類がありますが、ザガーロはこのうちM字型のAGAに対して高い効果を発揮するとされています。
ザガーロを服用することで、主に「勃起不全(ED)」「性欲減退」「射精障害」などがみられるケースがあります。服用中に何か異変を感じた時には、すぐに医師にご相談ください。

1日1錠、毎日服用してください。
AGA治療薬の効果を得るためには、6ヶ月以上継続して服用し続けることが大切です。

AGA治療薬の価格 ※表示価格は税抜価格です。
プロペシア錠(1mg) 28錠 7,700円
フィナステリド錠 (1mg) 28錠 6,000円
ザガーロ錠 (0.5mg) 30錠 9,000
デュタステリド錠 1箱

※ザガーロのジェネリック薬品

7,500円

初診、再診問わず診察料は一切かかりません。費用はお薬代のみとなります。

ED(勃起障害)治療※自費診療

勃起障害(ED)とは

EDとは性交を行うに十分な勃起が得られないことをいいます。
日本性機能学会の定義によると、EDの目安として「性交のチャンスの75%以上でセックスが行えない状態とあります。
以前は「不能」や「インポテンツ」などと表現が使われていましたが、現在では「勃起障害(ED:erectile dysfunction)と呼ばれるようになりました。十分に勃起しない、持続しないなど他人になかなか相談できないことや、性生活の活動性は非常に個人差が大きいものですのでEDに悩む人の実態や実数を正確に把握することは難しいですが、EDの患者さんは20歳代前半から80歳代までの幅広い年齢層に渡っており、その患者数は全国で約1100万人程度の男性がEDの悩みを抱えていると言われています。

原因

ED は大きく「心因性障害」と「器質性障害」に分けられます。

器質的障害の代表的な例が「加齢」です。
「加齢」でのEDの原因のひとつに、動脈硬化による血管障害があります。 動脈硬化などで、男性生殖器への血流が悪くなりEDになる確率も高くなります。また不規則な食事を続けたり、運動不足、暴飲暴食、喫煙など毎日の生活習慣が原因で起こることも多いのです。糖尿病・高血圧・高脂血症など生活習慣病もEDの危険因子と十分なり得ます。したがって普段の生活から生活習慣病の予防に努める事が、EDの予防にも繋がります。

心理的障害は、日常生活でのストレス・過労による疲労・性に対する不安(過去にパートナーの言葉に傷ついたり、上手く性交ができるか不安で過度の緊張状態に陥ったりする)・本人には意識のない心理的原因(幼児期の体験や性的なトラウマ)がEDの引き金となり起こります。

治療の流れ

初診時に簡単な問診およびIIEF(国際勃起機能スコア)を記入してもらいます。
その後、お薬の説明をさせて頂きます。
ED治療薬を服用できるかをチェックし、問題がなければED治療薬を投与します。
疑問や不安なことがあればご相談ください。
初診、再診問わず診察料は一切かかりません。費用はお薬代のみとなります。

ED治療薬について

現在、日本で使用可能なED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類で、すべてPDE5(フォスフォジエステラーゼ5)阻害薬です。これらは陰茎の海綿体平滑筋の緊張をゆるめ血流をよくすることで、十分な勃起に導きます。 それぞれのお薬に特徴がありますが、副作用や服用の際の注意点はほぼ同様です。

バイアグラ

日本で最初に発売されたED治療薬で一般的に広く知られており、愛用者も多い治療薬です。

シルデナフィル

バイアグラのジェネリック医薬品です。薬効成分はバイアグラと同じですが、バイアグラより安価にて処方しております。

性行為の約1時間前に服用するようにしてください。
服用後大体30分〜1時間すると効き始めて、その後、一晩程度効果が持続します。
最も効果的なのは空腹時の服用です。食事をした後に飲むと効果が半減します。
また、お酒との併用は禁忌ではありませんが大量のアルコールは勃起力を弱めます。お酒と併用する場合は十分な効果は得られない場合があります。

レビトラ

レビトラは他のED治療薬(バイアグラ、シアリス)に比べて即効性があるため、性行為の30分前に服用すれば十分な効果を得られます。
服用後バイアグラ同様、一晩程度効果が持続します。
従来レビトラは食事の影響を受けにくいといわれていましたが、やはり食後すぐの服用は効果が弱まるようです。効果的に使用したい場合は空腹時に飲むのが良いでしょう。お酒との併用はバイアグラと同様です。

シアリス

他のED治療薬(バイアグラ、レビトラ)に比べて即効性にかけますが、服用後約36時間と長時間の効果が認められているのと食事による影響を受けませんので、いつでもタイミングを気にすることなく服用できることが最大の特徴です。

服用に際しての注意

血管を拡げる作用により、血圧の低下や頭痛、鼻づまり、腹痛、顔面のほてりなどが起こることがあります。これは薬が効いてきた合図としてとらえていただいても良いかと思います。
狭心症および不整脈の既往のある方で、内服薬の種類によってはED治療薬との併用が禁じられているものがあります。
一時的にものが青くみえたり、まぶしいということがあります。網膜色素変性症の患者さんはED治療薬は服用できません。

ED治療薬には性欲を増進させる作用はありません。ED治療薬をのんでも、性的な刺激がなければ勃起はしません。
性交渉のだいたい1時間前をめやす、出来るだけ空腹時に服用しましょう。
各ED治療薬の効果の強さは個人差がかなりあります。必ずしも容量(mg)は関係ありません。バイアグラ50rよりレビトラ20rよりも強く感じるという方もおられます。

お薬を選ぶ基準も様々ですので、是非3剤を飲み比べてみてください。ED薬の服用を試してみてください、ますます生活のはりが出て充実してきます。

ED治療薬の価格
シルデナフィル錠 50mg 900円/錠
レビトラ錠 10mg 1,500円/錠
20mg 1,800円/錠
バルデナフィル

※レビトラのジェネリック薬品

10mg 1,300円/錠
20mg 1,500円/錠
シアリス錠 10mg 1,700円/錠
20mg 2,000円/錠
タダラフィル錠

※シアリスのジェネリック薬品

10mg 1,200円/錠
20mg 1,400円/錠
※表示価格は税抜価格です。

初診、再診問わず診察料は一切かかりません。費用はお薬代のみとなります。

中医学

当院では中医学診断に基づいた治療もおこなっております。
西洋医学では異常のある部位に対して薬や手術などで直接働きかけて治すという考え方、たとえば癌があれば手術で取り除く頭痛、腰痛には鎮痛剤、高血圧には降圧剤、感染症には抗菌剤を投与する。検査で異常を認め、原因がはっきりしている疾患に対しての対症療法が中心です。病気の急性期には必須の医学です。
これに対して中医学は身体の本来あるべき状態(健康状態)のバランスを整え、身体が本来持っている自然治癒力を高め、病気を予防したり再発しないようにする医学です。

中医学とは

中医学とは、中国古代哲学の陰陽学説や五行学説などの影響を受けた基礎理論と、数千年にわたる膨大な臨床経験に基づいてつくり上げられた中国の伝統医学です。

その特徴は「病気と人をみる医学」である点です。人体を有機的に統一された整体ととらえ、局所の病変であっても必ず全身との関連にもとづいて原因を究明し根本治療を行う。また人間と自然界をまとめてひとつの整体とみなし、気候の変化や地理・環境の違いが人体に及ぼす影響を病因としてとらえ、一人ひとりの異なる体質、発病の原因と経過を分析する方法も特徴的です。

また“未病を治す”といって病気になる前(わずかな不調がある病気の前の段階)から病気に進ませないという予防医学という側面もあります。

日本漢方と中医学の違い

漢方という言葉は日本だけで使われている言葉です。
日本漢方は7世紀頃、中国から伝来した中国伝統医学を基に、日本で独自発展しました。後漢に著わされたとされる張仲景の『傷寒論』を最重要古典と位置付ける古方派が主流で、方証相対という体質や複数の症状の組み合わせ(日本漢方的「証」)から、古典や口訣(くけつ:〜ならば・・・で治療します)と覚えて、病気の原因や病態について詳細には分析せず方剤を決めます
したがって漢方の大家とよばれる先生の域に達するのはなかなか難しいといわれています。
一方、中医学は、最古の医学書ともいえる「黄帝内経」(素問、霊枢)に基本を置いている。患者さん一人ひとりの生活様式や飲食の状態を問診し主に脈診と舌診を用いて患者さんの状態を把握してどこのバランスが崩れているかを診断し原因を究明して根本治療を行います。また漢方薬だけでなく鍼灸(針やお灸)を併用するため格段に治療効果があがります

感冒(風邪症状、咳、のどの痛みなど)
虚弱体質(身体がだるい、疲れやすい)
加齢現象(腰痛や物忘れ)
胃腸の病気(胃もたれや食欲不振)
精神症状(イライラ、不眠、うつ)
アレルギー疾患(花粉症、アトピーなど)
女性の悩み(生理痛、更年期障害、生理不順)
めまいや頭痛がする、足が冷える、汗を異常にかく、顔がのぼせる、痛みがとれない、症状があるのに検査をしても異常がないといわれた場合などは中医学を用いて治療すると良い結果が得られる場合があります。
思い当たる場合がある場合はいつでも気軽にご相談ください。

中医学的(漢方)治療をご希望の方は受付で申し出ていただくか、中医学問診票をダウンロードしていただき受診されるとさらにスムーズに診察にはいれます。

⇒中医学問診票ダウンロード(PDF)